膨張したスマホの処分方法|回収ボックスは使える? 買い替えた後のスマホやタブレットが、引き出しの中で膨らんだまま残っていませんか。膨張したバッテリー機器は、通常の回収ボックス前提で処分を考えると危険で、まず「回収対象かどうか」を切り分けるこ…
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リチウムイオン電池が熱い・膨らむ時の対処と処分判断
- 公開日:2026/5/26
- 最終更新日:
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スマホ、モバイルバッテリー、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、携帯用扇風機などが「熱い」「膨らんでいる」「変なにおいがする」と感じたときは、まだ使えるかどうかよりも、まず安全確認を優先することが大切です。
- リチウムイオン電池が熱い・膨らむ・発煙したときの初動がわかります
- 修理できる可能性があるケースと、処分を優先すべきケースを整理できます
- モバイルバッテリーや小型充電家電を捨てる前に確認すべき点がわかります
こんな方におすすめの記事です
- スマホやモバイルバッテリーが膨らんでいて不安な方
- ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、携帯用扇風機などの発熱や異臭が気になる方
- 膨張した充電製品を普通ごみや回収ボックスに出してよいか迷っている方
本記事では、リチウムイオン電池が熱い・膨らむ時の対処と処分判断について、安全を優先しながらわかりやすく整理します。(専門知識は不要です!)
注:発煙・発火・異臭・強い発熱がある場合は、自己判断で分解したり、押し戻したりせず、まず安全確保を優先してください。処分方法は自治体・メーカー・回収窓口によって異なるため、最終的には各公式案内を確認してください。
⚠️ まず覚えておきたいこと
リチウムイオン電池搭載製品に異常を感じたら、最初に行うべきことは「原因を調べる」ことではなく、使用と充電を止めることです。消費者庁も、リチウムイオン電池使用製品では発熱・発火等の事故が発生する危険性を意識し、廃棄時にも他のごみに混ぜないよう注意喚起しています。詳しくは消費者庁の注意喚起ページをご確認ください。
リチウムイオン電池が熱い・膨らむ時はまず使用を止める
リチウムイオン電池を使った製品が熱い、膨らむ、異臭がする、煙が出るといった状態になった場合、まずは使用と充電を中止してください。
リチウムイオン電池は、スマホやモバイルバッテリーだけでなく、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、携帯用扇風機など、多くの小型充電家電に使われています。便利な一方で、内部の異常、強い衝撃、高温環境、誤った廃棄などが重なると、発熱・発煙・発火につながるおそれがあります。
異常を感じたら充電と使用を中止する
まず行うことは、充電ケーブルを抜き、製品の使用をやめることです。特に、次のような状態がある場合は「様子見で使い続ける」のではなく、使用中止を基本にしてください。
使用を止めたいサイン
- 本体やバッテリー部分がいつもより明らかに熱い
- 本体が膨らんでいる、変形している、すき間ができている
- 焦げたようなにおい、薬品のようなにおいがする
- 煙、火花、異音が出ている
- 落下や強い圧迫のあとから発熱や変形がある
少し温かい程度であれば、充電中や高負荷の使用中に起こることもあります。ただし、触れないほど熱い、急に熱くなった、膨張や異臭を伴う場合は、通常の発熱とは分けて考える必要があります。
押す・曲げる・分解する行為は避ける
膨らんだバッテリーを押し戻したり、ケースを開けて中を確認したりするのは避けてください。特にモバイルバッテリーやワイヤレスイヤホンなどは、見た目が小さくても内部にリチウムイオン電池が入っています。
NITEは、リチウムイオン電池搭載製品について、2020年から2024年までの5年間に1,860件の事故が報告され、その約85%にあたる1,587件が火災事故につながったと公表しています。製品別ではモバイルバッテリーの事故が最も多いとされており、膨張した製品を無理に扱うことは避けるべきです。詳しくはNITEの注意喚起をご確認ください。
安全に触れない状態なら無理に移動しない
本体が強く熱い、煙が出ている、火花が出ている場合は、無理に持ち運ばないでください。移動させようとして落としたり、押さえつけたりすると、状態が悪化する可能性があります。
発煙や強い発熱がなく、安全に触れられる状態でモバイルバッテリーが膨らんでいる場合、NITEは金属製の容器にふたをして密封する方法を案内しています。ただし、火花や煙が出ている状態では近づかず、まず安全確保を優先してください。詳しくはNITEのモバイルバッテリー異常発生時の対処をご確認ください。
周囲に燃えやすいものがある場合は、できる範囲で距離を取り、発火の可能性がある状態では安全確保を優先します。特に室内で煙が出ている場合は、換気や移動よりも、まず自分と周囲の人が離れる判断が大切です。
発熱・膨張・異臭・発煙の危険サインを見分ける
リチウムイオン電池の異常は、いきなり発火として現れるとは限りません。熱い、膨らむ、変形する、においがする、煙が出るといったサインを段階的に見分けることで、早めに使用を止めやすくなります。
「少し熱い」と「異常な発熱」を分けて考える
スマホやモバイルバッテリーは、充電中や動画視聴、ゲーム、テザリングなどで多少温かくなることがあります。これだけで直ちに危険とは限りません。
一方で、次のような場合は異常な発熱として扱った方が安全です。
様子を見てもよい可能性がある状態
充電中や使用中に少し温かい程度で、膨張・異臭・発煙・変形がない状態です。ただし、長時間続く場合や不安がある場合は使用を控えてください。
使用を止めたい状態
触れないほど熱い、急に温度が上がった、焦げたにおいがする、膨張や変形がある、煙が出ている状態です。
経済産業省も、リチウムイオン蓄電池搭載製品について、高温環境、衝撃、圧力、リコール対象製品の継続使用などに注意するよう案内しています。PSEマークやリコール情報の確認については、経済産業省の案内ページも参考になります。
膨張・変形・すき間は放置しない
バッテリーの膨張は、見た目で気づきやすい危険サインのひとつです。スマホでは画面が浮く、背面が膨らむ、ケースが閉まらないといった形で現れることがあります。
モバイルバッテリーでは本体が丸くふくらむ、ケースのつなぎ目が開く、置いたときにガタつくなどの症状が出ることがあります。ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチでは、ケースや本体が変形したり、ふたが閉まりにくくなったりすることもあります。
iPhoneのバッテリー膨張を修理か買い替えかで判断したい場合は、関連記事のiPhoneのバッテリー膨張を修理か買い替えかで判断する方法も参考にしてください。
異臭・発煙・火花は緊急度が高い
焦げたようなにおい、薬品のようなにおい、煙、火花がある場合は、緊急度が高い状態です。この段階では、修理できるか、捨てられるかを考える前に、安全確保を優先します。
東京消防庁は、リチウムイオン電池関連火災について、火花や煙が激しく噴出している場合は近寄らないこと、火が収まってきたと判断したら大量の水や消火器で消火することを案内しています。詳しくは東京消防庁のリチウムイオン電池関連火災の案内をご確認ください。
修理できるケースと処分を優先すべきケース
リチウムイオン電池搭載製品は、製品の種類や状態によって、修理できる場合と、処分や買い替えを優先した方がよい場合があります。ただし、どちらの場合でも自己分解は避け、メーカーや正規窓口、自治体の案内を確認することが前提です。
スマホやスマートウォッチはメーカー・修理窓口で点検する
スマホやスマートウォッチは、本体とバッテリーが一体化している製品が多く、利用者が安全に取り外せない構造になっていることがあります。膨張や異常発熱がある場合は、自分で分解せず、メーカーや修理窓口に確認してください。
Appleも、iPhoneのバッテリー交換や修理について公式サポートで案内しています。iPhoneの修理方法や費用の確認は、Apple公式のiPhone修理サービス案内を確認するのが確実です。
Androidスマホの場合は、メーカー、キャリア、正規修理店、街の修理店など選択肢が分かれます。費用や修理先の違いを知りたい場合は、Androidスマホのバッテリー交換費用と修理先の選び方も参考にしてください。
モバイルバッテリーや安価な小型家電は修理より処分判断になりやすい
モバイルバッテリー、携帯用扇風機、ワイヤレスイヤホンなどは、バッテリーだけを安全に交換する前提で作られていない製品もあります。そのため、膨張や異臭がある場合は、修理よりも使用中止と処分方法の確認が中心になることが多いです。
特にモバイルバッテリーは、スマホのようにデータを取り出す必要がない一方で、誤って普通ごみや不燃ごみに混ぜると、ごみ収集車や処理施設で火災につながる可能性があります。処分時は「捨てられるか」だけでなく、「どの状態なら回収してもらえるか」を確認してください。
修理より先に安全・データ・回収可否を確認する
修理か処分かを考えるときは、次の順番で確認すると判断しやすくなります。
発火や強い発熱がある状態で、データ移行やバックアップを優先しすぎるのは危険です。データが大切な場合でも、まずは本体に触れてよい状態かを確認し、安全を優先してください。
モバイルバッテリーや小型充電家電の捨て方と回収先
リチウムイオン電池搭載製品は、普通ごみや不燃ごみにそのまま混ぜてよいとは限りません。捨て方を間違えると、収集や処理の途中で電池に圧力がかかり、発火につながるおそれがあります。
普通ごみ・不燃ごみに混ぜるのは避ける
政府広報オンラインでは、リチウムイオン電池が誤った分別区分で出されると、ごみ収集車内の圧縮やごみ処理施設の破砕機などの衝撃で発火し、大規模火災につながるケースがあると説明しています。詳しくは政府広報オンラインのリチウムイオン電池廃棄に関する解説をご確認ください。
「小さいから大丈夫」「不燃ごみなら燃えないはず」と考えず、リチウムイオン電池が入っている製品は、自治体やメーカーの案内を確認してから出すようにしてください。
JBRC回収の対象・対象外を確認する
小型充電式電池の回収先として、JBRCの協力店や協力自治体が利用できる場合があります。ただし、すべての電池や製品が回収対象になるわけではありません。
JBRCは、回収対象として会員企業製であること、電池種類が明確であること、破損・水濡れ・膨張などの異常がないことなどを示しています。また、膨張した電池、破損した電池、水濡れ電池、解体された電池パックなどは回収できない電池として案内されています。詳しくはJBRCの回収対象・対象外説明をご確認ください。
⚠️ 膨張した電池を回収ボックスへ入れる前に確認
膨張・破損・水濡れなどの異常がある電池は、JBRCの回収対象外になる場合があります。無理に回収ボックスへ入れず、自治体、メーカー、販売店などの案内を確認してください。
膨張・破損品は自治体・メーカー・販売店に確認する
膨張したスマホ、モバイルバッテリー、イヤホンケースなどは、通常の回収ルートに出せないことがあります。この場合は、自治体のごみ分別案内、メーカーの回収・修理案内、購入店の案内を確認してください。
スマホの処分方法を詳しく確認したい場合は、関連記事の膨張したスマホの処分方法と回収ボックスの注意点も参考にしてください。
地域によっては、役所の窓口、清掃事務所、家電量販店、メーカー受付など、案内先が異なります。全国一律の捨て方はないため、お住まいの自治体名と製品名を組み合わせて、公式の分別案内を確認するのが安全です。
発煙・発火した時の初動とやってはいけないこと
発煙や発火が起きた場合は、製品を直すことや片付けることよりも、安全確保を最優先にしてください。特に室内で煙が出ている場合は、周囲の可燃物に燃え移る可能性があります。
煙や火花が激しい時は近寄らず安全確保を優先する
東京消防庁は、火花や煙が激しく噴出している場合は近寄らないよう案内しています。小さなモバイルバッテリーでも、発火時には火花や煙が急に出ることがあります。
次のような場合は、無理に消そうとせず、まず離れてください。
- 煙や火花が激しく出ている
- 本体が破裂するような音を出している
- 周囲に紙、布、カーテン、寝具など燃えやすいものがある
- 屋内で煙が広がっている
- 自分で安全に近づけるか判断できない
火が収まってきたら大量の水や消火器で対応する
東京消防庁は、火が収まってきたと判断したら、大量の水や消火器で消火し、大量の水で温度を十分に下げ、安全に配慮して水没させる方法を案内しています。ただし、これは安全に近づける状況での話です。
「水をかけてよいのか」と迷う人も多いですが、少量の水をかける程度では不十分な場合があります。火が強い、煙が多い、周囲に燃え広がりそうな場合は、自力で対処しようとせず、避難と119番通報を優先してください。
迷ったら119番、屋内なら避難を優先する
発火している、煙が強い、火が周囲に移りそう、マンションや集合住宅で煙が広がっているといった場合は、119番通報をためらわないでください。
リチウムイオン電池の発火は、見た目が小さくても急に広がることがあります。火が消えたように見えても、内部に熱が残っている場合もあるため、完全に安全と自己判断しないことが大切です。
⚠️ 発火時に避けたい行動
発火・発煙している製品を素手でつかむ、バッグや箱に入れて移動する、屋内のごみ箱に入れる、膨張した本体を押す、分解して電池を取り出す、といった行動は避けてください。まず周囲から離れ、安全確保と通報を優先します。
非純正バッテリーや安価な充電製品で注意したい点
非純正バッテリーや安価な充電製品のすべてが直ちに危険というわけではありません。ただし、価格だけで選ぶと、安全装置や品質管理、販売元の対応に不安が残る製品を選んでしまう可能性があります。
安さだけでバッテリーや充電製品を選ばない
経済産業省は、非純正バッテリーについて、火災を伴う事故が多く発生しているとして注意喚起しています。公表資料では、2014年から2023年までの10年間にNITEへ通知された非純正バッテリーによる事故が235件あり、そのうち227件が火災事故だったとされています。詳しくは経済産業省の非純正バッテリー注意喚起資料をご確認ください。
安い製品を選ぶこと自体が悪いわけではありませんが、販売元が不明確、連絡先が確認できない、対応機種が曖昧、極端に安いといった場合は慎重に判断してください。
PSEマーク・販売元・連絡先・リコール情報を確認する
モバイルバッテリーなどを購入する場合は、PSEマーク、販売元、問い合わせ先、対応機種、リコール情報を確認しましょう。経済産業省は、モバイルバッテリーなどの購入時にPSEマークが表示されているか確認するよう案内しています。
すでに持っている製品についても、発熱や膨張がなくても、リコール対象になっていないか確認しておくと安心です。リコール対象製品を使い続けると、火災などの事故につながるおそれがあります。
充電場所・保管場所・持ち運び方で事故を防ぐ
事故を防ぐには、購入時だけでなく、普段の使い方も大切です。特に高温になる場所、圧力がかかる場所、就寝中の充電、バッグの中での圧迫には注意してください。
- 車内や直射日光の当たる場所に放置しない
- 布団やソファの上で充電したまま放置しない
- バッグの中で強く圧迫される入れ方を避ける
- 落下や水濡れのあとに異常がないか確認する
- 充電ケーブルやACアダプターも傷んだものを使い続けない
小型の充電製品は、毎日使うものだからこそ、異常サインに気づきにくいことがあります。少しでも違和感がある場合は、無理に使い続けず、早めに状態を確認してください。
よくある質問(FAQ)
リチウムイオン電池が少し熱いだけなら使い続けてもいいですか?
充電中や高負荷の使用中に少し温かい程度なら、すぐ危険とは限りません。ただし、触れないほど熱い、急に熱くなった、膨張・異臭・発煙を伴う場合は使用と充電を中止してください。
膨らんだモバイルバッテリーは回収ボックスに入れていいですか?
膨張した電池はJBRCの回収対象外になる場合があります。回収ボックスへ入れる前に、自治体、メーカー、販売店、回収窓口の公式案内を確認してください。
発煙したら水をかけてもいいですか?
東京消防庁は、火花や煙が激しく噴出している場合は近寄らず、火が収まってきたと判断したら大量の水や消火器で消火すると案内しています。安全に近づけない場合は、避難と119番通報を優先してください。
充電していなければ発火しませんか?
充電中の事故は注意が必要ですが、落下や圧迫、高温環境、内部異常、劣化などが関係する場合もあります。充電していないから絶対に安全とは考えず、膨張や異臭などの異常があれば使用を中止してください。
非純正バッテリーは全部使ってはいけませんか?
すべてを一律に危険と断定するのではなく、販売元、対応機種、安全表示、PSEマーク、リコール情報を確認することが大切です。極端に安い製品や販売元が不明確な製品は慎重に判断してください。
まとめ:リチウムイオン電池が熱い・膨らむ時の対処と処分判断
この記事では、リチウムイオン電池搭載製品が熱い・膨らむ・発煙した時の対処と処分判断について解説しました。
- 異常を感じたら使用と充電を止める:熱い、膨らむ、異臭がする、煙が出る場合は、使い続けず安全確認を優先します。
特に膨張や発煙がある場合は、修理や処分を考える前に、まず触れてよい状態かを判断してください。
- 膨張した製品を押す・曲げる・分解する行為は避ける:内部の電池に圧力がかかると、発熱や発火につながるおそれがあります。
スマホ、モバイルバッテリー、イヤホン、スマートウォッチなど、製品の種類にかかわらず自己分解は避けましょう。
- 処分方法は自治体・メーカー・回収窓口の案内を確認する:普通ごみや不燃ごみに混ぜると、収集車や処理施設で火災につながる可能性があります。
特に膨張・破損・水濡れがある電池は、回収ボックスに入れる前に確認が必要です。
- 発煙・発火時は安全確保と119番通報を優先する:煙や火花が激しい場合は近寄らず、屋内では避難を優先してください。
火が収まってきたと判断でき、安全に対応できる場合に限り、大量の水や消火器での消火を検討します。
リチウムイオン電池搭載製品は、日常生活に欠かせない便利なものですが、異常サインを放置すると火災につながるおそれがあります。少しでも不安を感じたら、無理に使い続けず、メーカー・自治体・公式の回収窓口を確認しながら、安全を優先して判断してください。

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