【2026年4月更新】パソコン修理の料金相場を症状別に解説|液晶割れ・起動しない・データ復旧の費用目安

「パソコンが急に起動しなくなった」「ノートパソコンの液晶画面を割ってしまった」

そんな時、まず気になるのが「修理に一体いくらかかるのか?」ということですよね。

パソコン修理の料金は、軽い設定トラブルなら1万円台で済むこともありますが、液晶交換・マザーボード交換・データ復旧では数万円から10万円以上になることもあります。症状だけでなく、依頼先、部品代、出張・宅配の有無によって総額が変わる点に注意が必要です。

この記事では、2026年4月時点で確認できる公式料金情報をもとに、パソコン修理の料金相場を以下の点から解説します。

  • 主要な症状別(液晶割れ、起動しない等)の料金相場
  • 持ち込み・宅配・出張・メーカー修理の価格差とメリット・デメリット
  • 見積もりから追加費用が発生するケース
  • データ復旧費用の目安と注意点
  • 修理か買い替えかを判断する目安

この記事を読めば、あなたのパソコンの症状に合った修理方法と、見積もり時に確認すべきポイントがわかります。

⚠️ 修理料金の「総額」に注意

パソコン修理の料金は、主に「基本料金・診断料」「作業料金」「部品代」「出張料金・宅配関連費」の合計で決まります。Webサイトで「作業料5,000円~」と安く見えても、部品代や基本料金を含めると総額が大きく変わることがあります。依頼前に「部品代込みの総額見積もり」を確認しましょう。


パソコン修理の料金相場(症状別解説)

パソコン修理の料金は、故障箇所、機種、交換部品の入手性、データ保護の有無によって変動します。ここでは主要な症状別に、専門業者に依頼した場合の目安と、メーカー修理の概算料金を比較します。

1. 液晶割れ・画面のトラブル

ノートパソコンで多い故障の一つが液晶パネルの破損です。他にも、画面が暗い、線が入る、映像が乱れるといった症状では、液晶パネル、接続ケーブル、グラフィック関連部品などが原因になることがあります。

専門業者の目安

作業費:5,500円〜24,200円程度+部品代

総額目安:20,000円台後半〜50,000円前後

業者や機種によって大きく変動します。PCホスピタルでは液晶修理の作業料金が16,500円〜、別途基本料金や部品代が必要です。パソコンドック24では機種により液晶パネル交換の作業料金が14,300円〜24,200円程度で、交換パーツ料金は別途です。

メーカー修理の目安

総額目安:70,000円前後〜100,000円超もあり

富士通の概算修理料金表では、ノートパソコンの液晶モニタ修理が10型以上で76,780円〜とされています。NEC LAVIEでは、LCD修理の目安がサイズにより69,410円〜94,160円程度です。HPは預り修理の診断/作業費・返送費22,000円に部品代実費が加わる料金構成です。

【詳細情報】

  • 専門業者の料金例:PCホスピタルの液晶修理は作業料金16,500円〜で、部品代、基本料金、出張・宅配関連費が別途かかります。料金体系はPCホスピタル公式料金表で確認できます。
  • パソコンドック24の料金例:液晶パネル交換の作業料金は機種により異なり、交換パーツ料金は別途です。詳しくはパソコンドック24公式料金表で確認できます。
  • メーカー修理の料金例:富士通は概算修理料金表で、NECはLAVIE修理料金表で目安を確認できます。
  • 機種による価格差:MacBook、ゲーミングノートPC、タッチパネル搭載機、4K液晶などは部品代が高くなることがあります。

2. 起動しない・電源が入らない

「電源ボタンを押しても反応がない」「メーカーのロゴ画面から進まない」といった症状です。原因は、電源ユニット、マザーボード、HDD/SSD、メモリ、OSの破損など多岐にわたります。

起動しない時の簡易切り分け

ステップ1:電源ランプは点灯するか?
点灯しない:ACアダプター、電源ケーブル、電源ユニット、マザーボード故障の可能性
点灯する:OS不具合、HDD/SSD故障、メモリ不良、画面出力不良の可能性
補足:ノートPCでは、電源を切り周辺機器を外して放電を試すと改善する場合があります。

【修理費用の目安】

症状・作業内容専門業者の目安メーカー修理の目安
OS修復 / システム復旧20,000円台〜30,000円台前後再セットアップや部品交換の有無により変動
電源ユニット交換作業費+部品代で20,000円台〜40,000円台前後富士通は電源ユニット36,630円〜、NECは41,580円〜44,880円程度
マザーボード交換作業費+部品代で40,000円〜70,000円以上になることもある富士通はメインボード70,840円〜、NECは61,160円〜71,830円程度
HDD/SSD交換単純交換とデータ移行込みで大きく変動メーカーではHDD/SSD交換とOS復旧込みで高額になりやすい

【詳細情報】

  • OS修復:PCホスピタルでは「パソコンが正常に起動しない状態からの復旧」の作業料金が22,000円で、基本料金11,000円が別途必要です。
  • 重度故障:マザーボード交換は部品代が高くなりやすく、メーカー修理では6万〜7万円台以上になるケースがあります。
  • 買い替え判断:修理費用が新品購入価格の半額を超える場合や、使用年数が5年以上で性能不足も感じている場合は、買い替えも比較対象に入れると判断しやすくなります。

3. 動作が遅い・フリーズする

原因は、HDD/SSDの劣化、メモリ不足、不要なソフトの常駐、ウイルス感染、OSの不具合などが考えられます。

動作が遅い時の主な原因

  • HDDが劣化している、または空き容量が少ない
  • メモリ容量が不足している
  • 不要なソフトが裏で動いている
  • ウイルスや迷惑ソフトに感染している
  • OSやシステムファイルに不具合がある
  • 長期間アップデートしていない

【修理費用の目安】

  • システムクリーンアップ:PCホスピタルでは作業料金6,600円で、基本料金11,000円を含めると17,600円が目安です。
  • メモリ増設:作業費と部品代で10,000円台〜20,000円台になることがあります。機種によっては増設できない場合もあります。
  • SSD換装:単純な交換だけなら比較的安く済む場合がありますが、現在の環境やデータを保護したまま移行する場合は高くなります。PCホスピタルでは、HDD/SSD交換環境そのままセットが320GB未満で39,600円、320GB以上で50,600円の作業料金例として掲載されています。部品代は別途です。

💡 SSD換装は「道路の舗装」に近い改善

HDDからSSDへの換装は、傷んだ道を走りやすい道に整えるような改善です。パソコン本体が同じでも、読み書きの遅い記憶装置を交換することで、起動やアプリの動作が大きく改善する場合があります。ただし、CPUやメモリ不足が主原因の場合は、SSDだけで全ての遅さが解消するわけではありません。

4. ウイルス感染

「偽の警告画面が出る」「不審なソフトが消えない」「身代金を要求される」など、悪意のあるプログラムに感染した状態です。

💡 ウイルス感染は「家に侵入者が入る」こと

ウイルス感染は、家に侵入者が入った状態に似ています。目に見える被害だけでなく、情報を盗む仕組みや再侵入の入口が残っている可能性もあります。駆除だけでなく、感染経路の確認、パスワード変更、バックアップ、OSやソフトの更新まで含めて見直すことが大切です。

【修理費用の目安】

  • ウイルス駆除:PCホスピタルではウイルス駆除の作業料金が8,800円〜で、基本料金や出張料金が別途かかります。
  • 初期化:駆除が難しい場合や再感染リスクが高い場合、初期化が必要になることがあります。
  • ランサムウェア:暗号化されたファイルは、種類によって復号ツールが使える場合もありますが、必ず復旧できるわけではありません。感染が疑われる場合は、ネットワークから隔離し、必要に応じて警察や専門機関へ相談しましょう。公的な対策情報は警察庁のランサムウェア被害防止対策で確認できます。

⚠️ ウイルス感染予防のポイント

ウイルス対策ソフトの導入と更新、Windows Updateの適用、不審なメールやリンクを開かないこと、定期的なバックアップが重要です。感染後の対応は費用も時間もかかるため、日頃の予防が最も現実的な対策です。

5. データ復旧・救出

データ復旧費用は、障害の種類と状態によって大きく変わります。特に物理障害では、専用設備や部品交換が必要になり、高額になることがあります。

💡 障害レベルの違い:「設計図」と「家」の例え

  • 論理障害:家は残っているが、設計図や住所録が壊れて場所がわからない状態。誤削除、フォーマット、ファイル管理情報の破損などが該当します。
  • 物理障害:家そのものが壊れている状態。HDDの異音、落下、水没、基板不良などでは、分解や部品交換が必要になる場合があります。

【データ復旧費用の目安】

障害の種類症状の例費用の目安注意点
軽度の論理障害誤削除、軽いファイル破損20,000円台〜50,000円台前後上書きすると復旧が難しくなる
中度の論理障害OSが起動しない、データ領域に異常30,000円台〜70,000円台前後通常修理とは別料金になることが多い
物理障害異音、認識しない、落下、水没100,000円以上になることもある通電を続けると悪化する可能性がある
重度障害ヘッド破損、基板損傷、災害被害別途見積もりが多い必ず復旧できるとは限らない

⚠️ データ復旧の重要な注意点

異音がする場合は、すぐに電源を切ってください。通電を続けると障害が悪化し、復旧できるデータが減る可能性があります。また、データ復旧は100%成功するものではありません。重要なデータは、外付けストレージやクラウドに定期的にバックアップしておくことが最も確実です。

📚 参考情報

データ復旧は通常の修理とは料金体系が異なることがあります。依頼前に、診断料、キャンセル料、成功報酬の条件、納品媒体の費用、復旧できなかった場合の扱いを確認しましょう。

持ち込み修理・宅配修理・出張修理とメーカー修理の違い

修理の依頼方法は、持ち込み、宅配、出張、メーカー修理に分かれます。それぞれ費用だけでなく、対応スピードやデータの扱いが異なります。

1. 持ち込み修理 vs 宅配修理 vs 出張修理

持ち込み修理

メリット:送料や出張費がかからず、費用を抑えやすい。対面で症状を相談でき、簡単なトラブルなら早く解決する場合があります。

デメリット:近くに店舗がないと利用しにくく、デスクトップPCなどは持ち運びが負担になります。

宅配修理

メリット:近くに店舗がなくても依頼できます。自宅から発送できるため、地域を問わず利用しやすい方法です。

デメリット:送料、梱包資材、返送手数料がかかる場合があります。配送日数が加わるため、修理期間は長くなりやすいです。

出張修理

メリット:自宅やオフィスで診断してもらえます。ネットワーク設定やプリンター設定など、利用環境に依存するトラブルに向いています。

デメリット:出張料金が別途かかります。PCホスピタルでは出張料金が全国一律5,500円と表示されています。部品交換が必要な場合は、持ち帰り修理や再訪問になることもあります。

2. メーカー修理 vs 専門修理業者

メーカー修理

費用:高めになりやすい

部品:純正部品中心

期間:1週間以上かかる場合がある

データ:初期化やデータ消失の可能性があるため、事前バックアップが重要

向いている人:保証期間内、純正修理を優先したい人

専門修理業者

費用:メーカーより抑えられる場合がある

部品:互換部品を使う場合がある

期間:部品在庫があれば早い場合がある

データ:症状や業者によってはデータを残した修理に対応できる

向いている人:費用、スピード、データ保護を重視したい人

⚠️ メーカー修理ではデータ初期化の可能性に注意

メーカー修理では、作業内容によってデータが初期化される可能性があります。メーカー側でも修理前のバックアップを案内しているため、大切な写真や書類がある場合は、依頼前にバックアップまたはデータ救出の可否を確認してください。

【保証に関する注意点】

購入から1年以内でも、落下、水濡れ、衝撃、液晶割れなどはメーカー保証の対象外になることがあります。また、専門業者で分解・修理するとメーカー保証の対象外になる可能性があります。保証期間内のPCは、まず保証条件を確認しましょう。

見積もりから追加費用が発生するケース

信頼できる業者は、追加費用が必要になる前に説明と承認を求めます。見積もり時には、以下の項目を確認しておきましょう。

追加費用が発生しやすいケース

  • 詳細診断料:分解診断や水濡れ診断が有料になる場合がある
  • 部品代:作業料金とは別に、液晶パネル、マザーボード、SSDなどの部品代が発生する
  • キャンセル料:見積もり後に修理しない場合、診断料やキャンセル料が発生することがある
  • 出張費・宅配関連費:出張料金、送料、梱包資材、返送手数料がかかる場合がある
  • データ復旧・移行:修理とは別料金になることが多い
  • 特急・優先作業料:即日対応や優先対応を希望すると追加費用がかかる場合がある
  • 複数箇所の故障:診断後に別の故障が見つかると見積もりが変わる
  • 部品の入手困難:海外取り寄せや古い機種では費用や期間が増えることがある

⚠️ トラブルを避けるための確認ポイント

  • 部品代込みの総額見積もりか
  • 追加費用が発生する条件は何か
  • キャンセル料の有無と金額
  • 修理期間の目安
  • 保証期間と保証内容
  • データを初期化する可能性があるか

口頭だけでなく、メールや見積書など記録に残る形で確認しておくと安心です。

2026年4月時点の料金傾向と修理前の判断ポイント

2026年4月時点では、パソコン修理の料金は「作業料金だけ」では判断しにくくなっています。基本料金、部品代、データ移行、出張・宅配費まで含めた総額で比較することが大切です。

1. 「データ保護」と「料金透明化」が重要

専門業者は、データを残した修理や事前見積もりを打ち出すことが多くなっています。ただし、どの症状でも必ずデータを保護できるわけではありません。依頼前に「初期化の可能性」「データ救出の別料金」「バックアップの要否」を確認しましょう。

2. 作業料金と総額は分けて見る

作業料金が安く見えても、基本料金や部品代を加えると総額が変わります。液晶交換、SSD換装、マザーボード交換では部品代の影響が大きいため、「作業料金だけ」の比較は避けましょう。

3. 修理か買い替えかの判断基準

買い替えも検討したいケース

  • 修理費用が新品購入価格の半額を超える
  • 使用年数が5年以上で、他の部品劣化も心配
  • Windowsや主要ソフトの動作が重い
  • バッテリー、液晶、ストレージなど複数箇所に不具合がある
  • データ救出だけできれば本体修理は不要

4. 部品の調達状況

一般的なSSDやメモリは入手しやすい一方、ゲーミングノートPCの専用ファン、特殊な液晶パネル、古い機種の専用部品、Apple製品の一部部品などは、取り寄せに時間がかかる場合があります。急ぎの場合は、依頼前に部品在庫と納期を確認しましょう。

5. リモートサポートで済むケースもある

ソフトウェア設定、メール設定、不要ソフトの整理などは、リモートサポートで対応できる場合があります。PCホスピタルでは電話・リモートサポートの基本料金が6,600円と案内されています。ただし、物理故障やデータ復旧はリモートでは対応できません。

まとめ:パソコン修理の料金相場は「総額」と「データの扱い」で比較する

パソコン修理の料金は、症状、依頼先、部品代、データ保護の有無によって大きく変わります。2026年4月時点では、次のように整理すると判断しやすくなります。

  • 液晶割れ:専門業者は作業費+部品代、メーカー修理は7万円前後〜10万円超になることもあります。
  • 起動しない:OS修復なら2万〜3万円台前後、マザーボードやストレージ故障では高額になります。
  • 動作が遅い:SSD換装は効果が大きい場合がありますが、データ移行込みでは費用が上がります。
  • ウイルス感染:駆除だけでなく、再感染防止、パスワード変更、バックアップ確認まで必要です。
  • データ復旧:論理障害か物理障害かで費用が大きく変わります。異音がする場合はすぐに電源を切りましょう。
  • 修理方法:持ち込みは費用を抑えやすく、宅配は全国対応、出張は自宅環境の確認に向いています。
  • 依頼先:保証期間内や純正修理重視ならメーカー、費用やデータ保護を重視するなら専門業者も選択肢です。

💡 修理業者選びは「病院選び」に近い

パソコン修理は、症状に合った依頼先を選ぶことが大切です。メーカー修理は純正部品を使った標準的な治療に近く、安心感があります。一方、専門業者は症状に応じてデータ保護や短納期に柔軟に対応できる場合があります。どちらが常に正解というより、保証、費用、データ、納期の優先順位で選ぶことが重要です。

修理を依頼する際は、必ず「部品代込みの総額見積もり」を取得し、追加費用が発生する条件を確認してください。あわせて、データをどう扱うのか、初期化の可能性があるのか、バックアップが必要かを事前に確認しましょう。

賢い業者選びのチェックリスト

  • 部品代込みの総額見積もりを提示してくれるか
  • 診断料やキャンセル料の有無を明確に説明してくれるか
  • データ保護の方針を説明してくれるか
  • 修理期間の目安を提示してくれるか
  • 修理後の保証期間と保証内容が明確か
  • 追加費用が発生する条件を事前に説明してくれるか
  • 口コミやレビューだけでなく、公式料金表も確認したか
  • 修理と買い替えの両方を比較して判断できるか

最後に、予防が最も確実な節約策です。定期的なバックアップ、ウイルス対策ソフトの更新、Windows Updateの適用、丁寧な取り扱いを習慣にすることで、高額な修理費用やデータ消失のリスクを減らせます。

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